はじめに

  • 「錆」は改修工事等で管理会社様はじめ施工会社様も頭を悩ます一つではないでしょうか?
  • 錆腐食部に「錆止剤」を塗布しても、アフターでは何時も錆再発の問題を指摘される等の問題を抱え改修工事を行っておられるのが現状ではないでしょうか?
  • 「BR錆補修」は魔法の技術ではありません。
  • 錆の発生原因を理解して再発を抑え補修を短時間で行う事が必要だと思います。

BR錆補修工事の特性

  1. 錆腐食部の錆を除去し、BR-Sラストクリーンによる酸化被膜(黒錆転換)を形成し錆の再発を防止する。
  2. 酸化被膜(黒錆転換)を形成した部位を保護し、錆再発を防ぐ為にBR-コートで水分や空気を遮断する。
  3. 錆腐食箇所凹凸部の不陸調整や、錆孔欠損部の補修などに、速乾性でコンクリートと同等の強度が有る、BR-パテやBR-シートを使用して補修する。

BR特許工法試験データ

塩水噴霧耐性試験結果

BR特許工法(BR-Sラストクリーン使用)

鉄部(発錆有)に酸化被膜材(BR-Sラストクリーン)を塗布したのち、BR-コートを塗布BR-シートを貼付して塩水噴霧試験を実施した。

一般仕様(BR-Sラストクリーン不使用)

鉄部(発錆有)にBR-コートまたはBR-パテのみを塗布して塩水噴霧試験を実施した。

耐候性(紫外線)試験結果

BR特許工法(BR-Sラストクリーン使用)

鉄部(発錆有)に酸化被膜材(BR-Sラストクリーン)を塗布したのち、BR-コートを塗布しBR-シートを貼付して耐候性試験を実施した。

一般仕様(BR-Sラストクリーン不使用)

鉄部(発錆有)にBR-コートを塗布しBR-シートを貼付して耐候性試験を実施した。

BR錆補修の注意点

  1. シーリングの除去を必ず前もって綺麗に行ってください。
  2. BR施工が終わるまで錆止剤を使用しないでください。(酸化被膜が形成出来ません)
  3. 新たに現場で錆部が見つかった時も錆止剤等を塗布せずに必ず当協会までご連絡ください
  4. ケレン時にはディスクグラインダーを使用します。またBR資材の硬化促進のため専用ライトを使用します。最大1000W程度の電力が必要になります。(過負荷・漏電保護兼用ブレーカーを使用します。)
  5. ケレン時は付近に錆の粉塵が飛び散ります。大規模修繕工事においては塗装作業、又は防水作業などの仕上工事の前に必ずBR錆補修を行うようにしてください。また施工対象が濡れていると作業に支障をきたしますので「高圧洗浄」との兼ね合いは調整してください。